第6回オーガニック・ファーミングの報告(12/27開催)

平成21年12月27日(日)、オーガニックファーミングの最終回が行われました。
最終回のテーマは「お餅つきと日本の文化(日本の食文化を生活に)」。
午前中に初冬の農園管理を行い、お昼前から午後にかけてお餅つきと鏡餅づくりを行いました。

今日は、ミャンマーからの留学生で名古屋大学の学生さんも体験参加です。

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さて、最初に講師の平野さんからのご挨拶。
「今、足元を見ると、冬で草が生えていないように見えるかもしれませんが、土の中では様々な生き物が動いています。植物にも、活発に動く時期とそうでない時期がありますが、今は一年の中でいちばん休む時期。そして、これから動き出す時期です」
植物には犯土(つち)というものがあり、活動する時期と活動が沈静化する時期とが交互に訪れるのだそうです。平野さんは、犯土(つち)と新月の関係のお話もしてくれました。
(そのお話が非常に興味深かったのですが、メモしきれず、スミマセン…)

「そうした目には見えないけれど、土の中で行われている植物の動き、生き物の生命をぜひ感じ取ってほしい。それがオーガニックファーミングの心です」

お話のあとは、さあ、いよいよ畑の管理です!

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みんな、自分の畑に行きたくてたまらない様子。でもまずは、共同の畑で農園管理の基本のレクチャー。草取りのコツなども教わります。
その後、1時間ほど自分の畑の管理をしました。この時期の管理の具合によって、今後の作物の育ち具合が大きく変わります。

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その後、場所をキウイフルーツカントリー内に移し、鏡餅用のみかんの収穫に。みかんは橙(だいだい)の代わりです。
里山のみかんは、味が濃く、酸味も適度にあり、昔懐かしい味がしました。
おいしかった〜!

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餅つきの前には「お餅と鏡餅とお正月」のレクチャーです。
例えば、こんなお話が。
「お餅はハレの日の食べ物で、もちには稲の霊が宿り、もちを食べるものには力が与えられる」とか、
「橙は代々家が続くという語呂合わせの縁起物」とか、
「裏白は、心に裏がない、白髪になるまでの長寿を願う」というお話。

裏白は、昨日のうちに採っておいてくれたそうです。もち米も、私たち受講生の知らないところで、10回も草刈りをしてくれたそうです。きっと、その他にもたくさんの心配りと目配りと手間がかけられているのだと思います。
そうして、おいしいお米に育つのですね。

さあ、みんなでお餅つき。

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そして、鏡餅づくり。

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みんな、上手にできました!

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受講生一人一人の感想のあと、平野さんからのメッセージがありました。

「農耕民族である日本人の培ってきた知恵、願い、そして神に向かう気持ちなどを、農業を通じて感じてほしいと思います。農業は毎年違います。一年一年が魅力的で面白い世界です。農業が挨拶になります。例えば、同じ雨でも『雨が続いて困るねえ』の場合もあれば、『いい雨だねえ。いいお湿りだねえ』のこともある。ぜひ、生活の中に農の感覚を持っていただきたいと思います。それは、豊かさにつながります。私自身、自らを失いそうになるとき、畑に出ると自分を取り戻せる感じがします。そして、畑に感謝します。そうしたことを多くの人に感じて欲しくて、こうしたプログラムも行ったり、体験農園をやっています。農業の素晴らしさ、農村の暮らしを、これからも伝えたいと思います」

平野さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
そして受講生の皆さん、今年もいい仲間たちに囲まれて本当に楽しかったです!

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オーガニックのプログラムは今回で最終回ですが、野菜の成長と収穫はまだまだこれから。
来年も畑でお会いしましょう〜!

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posted by スローライフ掛川 at 2009/12/28 15:45 | Comment(3) | アクティビティプログラム>オーガニック・ファーミング

第4回オーガニック・ファーミングの報告(10/18開催)

第4回となるオーガニック・ファーミングが、秋晴れの晴天の中、10月18日(日)に行われました。今回は、6月5日の体験会で植えたお米の収穫と畑のお世話。
早朝から、受講生、農援隊、スタッフ、講師がやる気満々で集まります。収穫したもち米は、年末に実施される餅つきの材料となります。美味しいお餅のために、ひと踏ん張りです!

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冒頭、講師の平野さんからこんなお言葉。
「収穫の日を迎えました。八十八の手間ひまをかけてできたお米です。よく育ってくれた、無事に大きくなってくれた、とお米に声をかけながら、お米と一体になって収穫の喜びを感じてください」

米づくりに関しては、受講生は田植えの一部しかしていないのですが、実際は、私たちの知らないところでたくさんの作業があり、本当に手間ひまかけて米が作られています。
もみまきから始まって、土づくり、畑のあら起こし、草取りや、水口から水尻まで水の流れを整えること、そうしてようやくできたお米たちなのです。

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今回は「駿河もち」という品種の餅米で、完全無農薬。途中で入れるぬかは肥料にもなり、地力を高めます。
「稲ごとに隙間があり、高さも抑えられて、台風にも倒れず、いいお米に育ちました」と平野さん。

周囲には赤トンボが飛んでいます。
「田んぼは、虫や生物の生態系を作り、農の風景を作ります。私たちがその役割の一役を担ったということを誇りに感じてください」
という平野さんの言葉には、農の営みの大切さと、それを生業とファーマーの誇りのようなものが感じられました。

さあ、稲の収穫です。
稲を束ねるときに使うわらを、作業しやすいように腰に巻きつけます。似合っている人も、そうでない人も、みんなで記念撮影です。あっちの方向から、こっちの方向から、いろいろなポーズで写真を撮りました。

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そして、いよいよ稲刈り。受講生は全員が初体験です。鍬の持ち方から始まって、稲の切り方、稲の束ね方のレクチャーを受けます。
わらは、昔から人々の暮らしに密着してあったものだと、平野さんが説明します。
「家の屋根や壁、縄、畳、帽子やわらじ、畑にもわらを使っていました。稲は捨てるところがなく、私たちの暮らしの中で様々な場面で活用され、生活に密着したものでした」

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作業をしている間、平野さんとスタッフは、稲をかけておく「はざ」を作ります。
「はざは丈夫でなければいけないし、美しくなければいけない」と平野さん。
もし倒れてしまったら大変なことになるので、はざを作ることは一家の主の仕事だったそうです。また、子どもの頃にははざで逆上がりもしたそうです。…という言葉に触発(?)されて、助っ人H野君とスタッフS坂さんが逆上がりに挑戦!

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何十年ぶりのことやら…。
そして全員で、はざを作りました。

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稲刈りとはざかけがひと段落して、みんなで柿を採りに行きました。
採りたて柿をワイルドに頬張ります。

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さあ、その後はお楽しみの焼き芋づくりです。
稲刈りの疲れもみせず、焼き芋づくりに執念を見せる女性受講生たち。お芋選びからお芋を置く場所まで、「美味しい焼き芋づくり」に燃えています。
15分焼いて、ひっくり返して5分。ほくほくの焼き芋の出来上がり!

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お昼を食べ、その後、風と土の谷農園に移動し、各自の畑のお世話をしました。

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植えてある野菜は、大根、じゃがいも、にんにく、にんじん、ごぼう、そらまめ、玉ねぎ、長ネギ、ブロッコリーなどなど。
講座以外にも足を運び、手をかけている人の畑と、前回休んでしまった人の畑では、すでに大きな差が…。
「よーし、畑にまめに通うぞーっ!」と、ビギナーファーマーたちは気持ちを新たにしたのでした。

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収穫祭をひかえ、みんなの畑、みんなの野菜はどうなることやら。
次回をお楽しみに!
続く…。

おまけ。

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posted by スローライフ掛川 at 2009/10/20 11:05 | Comment(1) | アクティビティプログラム>オーガニック・ファーミング

第2回オーガニック・ファーミング講座の報告(9/5開催)

受講生全員参加のもと、第2回のオーガニック・ファーミングが行われました。今回のテーマは「有機野菜(秋野菜)の植付け(植物のある生活を)」。いよいよ、自分の畑での作業開始です。

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お天気にも恵まれ、今日も暑くなりそうです。「風と土の谷農園」に到着すると、なんとそこにはそれまでなかった小屋が突如として出現!

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「ここに調理スペースを作り、農に関する書籍を置いて、一日楽しくすごせるような場所にします」と平野講師。
キーワードは「農」「学び」「遊び」「楽しさ」。
ただいま、小屋の名前を募集中です!

さあ、作業開始。
まずは、前回作った堆肥の状態を見てみます。

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平野講師いわく、「この堆肥の中で生態系ができるくらい豊かな状態」なのだそうです。
みんなで土を触ってみます。団粒しながら、バラバラになって、手に土がつかないのが理想の状態です。
「堆肥はミネラル豊富で栄養があるけれど、栄養というより、土の構造を良くすることが堆肥の大切な役割」
平野講師の言葉に、一同「へえ〜」「なるほど〜」と納得。

堆肥の場所を移すことで、堆肥をかき混ぜていきます。
「うわ〜、ちゃんと層になってる!」
前回「落ち葉」「堆肥」「魚ガス」「土」の順に重ねていった堆肥が、ミルフィーユ状態になって現れます。

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次に自分の畑の場所を決めます。
前日に平野講師が半日掛けて測量した畑。それでも納得いかず、今朝の4時半からまたまた畑に来ていたそうです。
今年度の受講生の畑は40ha以上。ワクワク感が高まります。
スタッフの作った葉っぱのくじを引き、自分の畑を選ぶ順番を決めます。

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それぞれに違う形の畑。長方形やら台形やら三角形やら、自分の畑に何を、どんなふうに植えるのか、実際の畑を見て、小屋の中でプランを練ります。

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「じゃがいもなど葉が大きく育つ野菜を、日の当たる方に植えてしまうと、にんじんなど葉の小さな野菜が陰にかくれて育ちにくくなるよ」
「まめは支柱を立てるから、作業しやすいように隅がいいよ」
いろいろなアドバイスをしてもらいます。

さて、プランが決まったら、ひとまずランチタイム。平野講師の武勇伝の数々を聞きながら、そのワイルドさにびっくり!
ごはんのあとには、ポニーちゃんに乗るパフォーマンスつき。(ポニーちゃんはなかなか言うこと、聞いてくれませんでした〜)

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ランチのあとは、苗や種を買いに行きます。ごぼうの種も取りに行きました。

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ちょっとした遠足気分。

そしていよいよ植え付けです。
まずは、畝をつくります。平野講師が簡単に、ささっと、美しく畝を作るので、簡単そうに見えるのですが、これがなかなか難しい。まっすぐやっているつもりなのに、曲がってしまいます。なぜ??

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肥料の見方も教わりました。
肥料袋に書かれたこの数字が大事。これは、窒素(N)リン酸(P)カリ(K)の配合です。

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窒素は枝や葉を伸ばし、リン酸は葉を大きくし、カリは果実を実らせ、コクを高めます。

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じゃがいも、ニンジン、ごぼう、にんにく、そして思い思いの苗を植えつけていきます。

「風と土の谷農園」の水やりは基本的にお天気まかせ、雨まかせなのですが、最初の植付けのときだけは水が必要です。
スタッフ兼農援隊のぜんQさんが、近くの小さな沢の水を土嚢でせき止め、ダムを作り、そこから水をくみ上げてくれました。
とっても大変な作業だけど、バケツの中に水を入れ、畑まで運ぶ作業を、一人で何往復もしてくれました。ありがとうございました〜、助かりました!

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さて、大根はまだ気温が高いということで、次回に持ち越し。それでも作業は予定の時間を大幅に越え、5時まで黙々と続きました。
みんな、本当にがんばりました!

そのあと、キウイフルーツカントリー内で懇親会が行われ、秋の夜長を楽しんだのでした〜。

次回は「有機野菜の栽培管理」です。
今日植えつけた野菜の芽、出ているかな…。
楽しみです!

posted by スローライフ掛川 at 2009/09/07 09:02 | Comment(3) | アクティビティプログラム>オーガニック・ファーミング

第1回オーガニック・ファーミング講座の報告(7/18開催)

今年度のオーガニック・ファーミングが7月18日にスタートしました。心配された雨もあがり、とってもよい天気。会場となるキウイフルーツ・カントリーJapanには、今シーズンの受講生7名のうち6名と、講師平野さん、スタッフ1名、農援隊1名、そして3名の子どもたちが集合しました。

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第1回目の講座は有機農法の基礎となる「土作り&畑作り」。
まずは、6月の体験会で田植えをした田んぼに移動し、講師からポイントの説明です。
お正月にはおいしいお餅になるもち米の田んぼ。隣の田んぼとの違いがわかりますか?

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私たちの田んぼは「たくさん収穫すること」や「お金に換える」ことが目的ではありません。生産量を減らすことで株に風が通るようにし、除草剤を入れなくても健康でいられる状態にします。少量でも味が濃く、美味しいお米に育つのです。だから、株間がゆったりしているし、田んぼもの中には草や虫など自然のものがいっぱい。

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平野さんから、田んぼの水の入り口「水口」と出口「水尻」のお話がありました。
「田んぼの水は里から流れてきた豊かな水。その背後には山があります。豊かな水は田んぼで米を育てるだけでなく、里山空間を作り、周囲の温度を下げ、たくさんの生命の循環のもとになります」
なんと、田んぼがあると周囲の温度が2度も下がるそうです。田んぼの近くの家は涼しいんですね!

「風と土の谷農園」へ向かう途中の山では落ち葉拾い。一人一袋、かき集めます。冷んやりとした空気と、湿気を含んだ落ち葉。黙々と、夢中になって拾っている自分に気づきます。

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さて、みんなで拾った落ち葉。これが土地づくりの大事な要素。子どもたちからは、「腐葉土がふよふよしている〜!」なんて発言も。
「落ち葉が落ちて、微生物が食べて、土を作っていきます。団粒化した土は、水を蓄えたり、湿度を保ったり、オゾンを発生したりします」
と平野さん。
なんと、1センチの土を作るのに100年かかるそうです!
すごいぞ、微生物くんたち!
畑作りの中に、この仕組みを活かすことがオーガニックの基本なのです。

さあ、いよいよいい土を作るための堆肥作り。
「拾ってきた落ち葉」「平野さんの堆肥」「魚ガス」「土」の順番で、何層にも重ねます。「土」は、山からかき出したばかりのフレッシュな土。土着の山土が良いのだそうです。
そして、2トントラックで運ばれてきた「平野さんの堆肥」は温かいんです!
生き物がいっぱいいるからなのでしょうか。とても不思議。

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みんな、ほんとによく働きました。「落ち葉」「堆肥」「魚ガス」「土」の層を4回繰り返し、コンパネで作ったコンポスト・ボックスの中へ積み重ねていきます。中は「サンドウィッチ&ミルフィーユ」状態です。

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魚ガスは、カキの殻やコンブを入れるとコクが出るそうです。コクのあるものは、収穫も安定し、病気にもかかりにくくなるそうです。
「植物が健康に育つ環境づくりをしてあげることが大切」
なのだそうです。

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お弁当のあとは、「風と土の谷農園」で畑づくり。トラクター体験です。マニュアル車など、ン十年も乗ったことがない女性受講生もチラホラ……。
「クラッチって何だっけ〜??」
「どこを押すと止まるの〜!!」
……なんとか無事に、全員終了しました。

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昨年度の取り残し、ジャガイモとニンジンを収穫。

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並行して、ニンジンの種取りも行いました。初めて見るニンジンの花に「ニンジンって、こんな花を咲かせるんだ〜」の声も上がります。

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さあ、次回はいよいよ作付け!
今年度は、さらに自分の畑の面積が広がるそうです。
「何を植えようかな〜」
心地よい汗をかきながら、自分の畑に元気のいい野菜たちがいっぱいできる光景を想像する受講生たち、なのでありました〜。

それにしても、心地いい汗をかきました。
今晩のビールは格別に美味しそうです!

posted by スローライフ掛川 at 2009/07/19 09:09 | Comment(1) | アクティビティプログラム>オーガニック・ファーミング

オーガニック体験会「田植えだよ!」の報告(6/6 土)

 

田んぼでできるライフスタイル!日本人の生活の原点

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 時折雨が降る中,6月6日に「オーガニック・ファーミング講座」の体験会が催されました。体験希望の男性3名,女性8名,お子さん2名が集まり,講師の平野さんとスタッフ2名の総勢16名で田植えに挑戦です。

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  駐車場から歩いて田んぼに移動し,参加者の自己紹介が済んだところで講座が始まりました。

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 まず,平野さんから,「田んぼでできるライフスタイル! 日本人の生活原点」というお話がありました。田んぼは,お米を栽培する場でありながら人間(農村)社会構成や生活習慣の基盤となっており,人間以外の生き物にとっても生命維持の場になっているとのこと。家屋や神事における藁の活用方法など,いかに田んぼとお米が日本人の生活文化と食文化に結びついているか,ということを改めて考えさせられました。

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 次は,裸足になってあぜ道を歩いて探索です。「みんなで歩いたら崩れてしまわないのだろうか?」そんな心配は無用です。歩くことで土が締まり,あぜが固まるそうです。裸足であぜに立つだけで,普段眠っていた足の裏の神経が目覚めた感じがします。一歩踏み出すごとに水面に無数の波紋が生まれ,さまざまな生物がいることに驚きます。この時点で,非日常的な世界に心地よいショックを受けました。

 あぜ道を歩きながら,田んぼの仕組みも観察します。水が入り込む「水口」,流れでる「水尻」の場所を確認し,モグラやザリガニが作った穴をふさいで水漏れを直しました。

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 水路を遡りって民家の脇をすり抜けると,手入れの行き届いた里山の風景が飛び込んできました。あの田んぼには,この里山の栄養が溶け込んだ水が流れ込んでいるのです。

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 さて,いよいよ田んぼに戻って田植えです。種まきから35日経った「スルガモチ」の苗の塊をそれぞれ手に持ち,ロープの後ろに立ちます。苗を3本ほど取って,ピンと張られたロープの印に合わせて第1関節まで埋まるぐらいに植えていきます。果たして,この長い芝生みたいな苗から本当にもち米が収穫できるでしょうか?

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 2時間ほどで田植え作業は完了。田んぼにいると鳥の鳴き声が聞こえてきたり,ツバメやトンボがやってきたり。生き物に囲まれているのを実感しました。足の裏に感じるやわらかい泥も心地よく,子供たちはいつの間にか同化していました。

 参加者の方から,田植えは初体験という前置きの後,「とても楽しかったです。でも前にやったことがある気がします」との感想がありました。稲作文化のDNAがくすぐられて目覚めた体験になったようです。

 オーガニック・ファーミング講座は7月18日(土)から始まります。土や自然に触れたい方,野菜の有機栽培に興味がある方,やってみたいけど畑がない方,一緒に畑を耕しませんか? 面白い発見がたくさんあるはずです。年末には,この田んぼで収穫したお米で餅つきをします!

 体験会参加者のみなさま,お疲れ様でした!

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posted by スローライフ掛川 at 2009/06/09 23:53 | Comment(2) | アクティビティプログラム>オーガニック・ファーミング

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