講座前の鈴木講師からのメッセージは……。
「去年よりも歩きやすいコースです」
「静かな尾根道が素晴らしい」
「歩いて楽しい、全部が見どころ!」
「一緒に、山の中の草木の造形を楽しみましょう!」
去年はかなりハードなコース(ネイチャーフォトチームにとっては…)で、みんなヘトヘトになり、撮影枚数が少なかったのです。
さて、今年はどうなることやら。
まずは富士見霊園駐車場まで車で行き、さあ、トレッキング出発です!
小笠山は植生が豊かで、イギリス全土の植生と同じ数だけ種類があるといわれているそうです。歩いていると、様々なものに出会います。
サクサクと音を立てながら、落ち葉の小道を歩きます。しっとりとした森の匂い。聞こえてくるのは、落ち葉を踏みしめる音と自分の息づかいだけ。
黙々と歩き、ときに立ち止まり、自分の心にとまったものを撮影します。
ときおり、鈴木講師がそのへんの葉っぱを拾い、「これは、これこれこういう葉っぱです」と解説してくれます。
去年よりラクなコースと聞いていたけれど、ところがどっこい、なかなかハードな道でした……。(ゼーゼー)
でも、森の中を歩くのはほんと、気持ちがいい。自分の息づかいを感じたり、ほてる身体を感じたり、大きく深呼吸したり……。自分の足で、自分の身体を使って歩いているのだと実感できます。
旧掛川市を一望できる場所にでました。
「あー、市役所だ!」
「粟ヶ岳が見える〜!」
「あれは何? 龍尾さんかなあ」
「うちはあの辺かな」
鈴木講師もパチリ!
こうした場所がまちなかから車で10分足らずの場所にあり、そこから2〜3時間の山歩きが十分に楽しめる、というのはとても素敵なことだなあと実感します。
掛川市民でない受講生いわく、「掛川っていいよね〜」
山頂に到着。
お弁当を食べ、あたたかいコーヒーをいただき、ほっと一息。
そして、記念撮影!
下りもなかなかハードでした。(ヘトヘト)
でもみんな、黙々と歩きます。その「黙々さ」を共有できることが、私はいいなあと思いました。
全員無事に下山(?)し、レクチャー会場の竹の丸へ。
講師から、こんなアドバイスがありました。
「単調な道を歩く、その中で、心が動き、カメラを向けるものはみんな違う。自分が何に心が動かされやすいのか、どういうものを撮りたがるのか、その傾向を知ることは大切。自分が何に心を動かされるのか、撮った後、意識してみてください」
皆さん、お疲れさまでした。
おまけの写真をどうぞ。
(みんなのリュックサックに付いていたマスコットです!)
さあ、次回は「常滑へお散歩写真を撮りにいこう!」です。
「次回の散歩写真は心の赴くままに、何も考えずに、どんどん撮ってください。そして、何を撮りたいか考えて撮った『引き算の写真』とどう違うのか、自分で感じ取ってください。どちらが『いい』『悪い』ではありません。どう違うのか、感じてもらえれば嬉しいです」
小川講師からのメッセージでした。